不思議な放送の世界は、技術的にはデジタル信号圧縮技術の進歩がもたらしたものであるが、制度的には、アナログ方式のCS(通信衛星)放送の実施に先立ち、郵政省が放送法を改正(1989年)、ハード=衛星本体やそれが搭載する中継器の占有者を「受託放送事業者」とする一方、彼に対し、自ら保有・調達するソフト=情報・番組の放送実施を依頼するものを「委託放送事業者」と定め、後者の範囲を、郵政省の事業者認定制のもとで、事実上無制限に拡大することによって、生じることになったものである。既存の地上波放送事業者が、ハード=放送設備の所有・運営とソフト=番組の制作・調達とを切り離さず、両者一体のもとで事業活動を営むものとして認定され、免許を受けてきたのとは、およそ異なる事業者認定と事業構造の仕組みが出現したわけだ。なお、このような政府の政策誘導は、放送全般のデジタル化推進策とあいまつものであり、郵政省は96年に地上波放送すべてのデジタル化への移行を2000年に開始する、という方針を明らかにしたのである。小山薫堂氏が講師の東北芸術工科大学が開催する「デザセン」こと全国高等学校デザイン選手権大会。今年は佐賀県有田工業高等学校が優勝。多彩な才能をもつ小山さんは、オレンジ・アンド・パートナーズの社長も務める。
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