インターネットショッピングに対して

2011.05.26

インターネットショッピングに対しては、セキュリティの不安からまだ二の足を踏む消費者がいるのも事実だが、各インターネットショッピング事業者は、業容拡大(取り扱い品目の増大)、顧客の囲い込み、ならびに購入意欲を喚起する巧みなITの仕掛けにより、急激に成長している。民問の調査会社、富士経済は、インターネット通販(インターネットショッピング)の市場規模を、2007年=1兆9240億円、08年=2兆1860億円と、113・6%増を予測している。この成長ぶりは、2007年=1兆5664億円(見込み)、08年=1兆5490億円(予測)と、1.1%減のマイナス成長となる模様のカタログショッピングと好対象をなす。ネットによるIT&サービスが、着実に受け入れられ始めたのである。「売れないもの」が利益を生むのがネットの本質経済産業省の最新の「商業統計」によれば、日本の総小売額は2004年で133兆2786億円である。これは2002年の135兆1093億円より、金額にして1兆8307億円、率にして1.4%も下がった。個人消費の伸びはいま一つであるし(企業は儲かるが労働者の賃金は上がらない。原油・材料は高騰する……などが原因)、先に述べたとおり、日本は今後ヒト(市場)とカネが縮小していくのだから、小売業がシュリンク(縮む)するこの流れは押し戻しようもない。