講義に熱が入らない

2011.04.26

事情は教養の他の課目についても、大差はない。教養課程では、文科系の学生も理科系の学生も、原則として人文科学三科目、社会科学三科目、自然科学三科目の単位を、とらなければならないことになっている。もちろんこれは、どういう専門の学科に進むにせよ、教養のある市民として他の学問の基礎的知識をもっていることが必要である、それこそが一般教育というものだ、という考えの上に立っている。だが、学生にしてみれば、もともと自然科学は苦手と考えて、文学や社会科学をえらんだのだから、大学に入ってまで物理や生物の講義に身が入るはずがない。文学より自然科学に向いていると考えて、理科系学科に入った学生にしてみれば、いまさら英文学や法律を、と思うであろう。学生がそう考えていることは、先生の方にもすぐわかるから、講義に熱が入らないことになる。
(参考)
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