好きなヒップ・嫌いなヒップ

2011.06.25

女性のヒップについて、彼女たちが日頃どんな意識や関心をもっているのかを、ワコールは東京二三区内に居住する一八〜二九歳の女性三〇〇人にきいてみた。同時に、同じく東京二三区内に居住する二〇〜二九歳の男性一五〇人にも「女性のヒップ」に対する意識調査をおこなっている。その結果、女性の二人に一人は自分のヒップに不満をもっていることがわかった。「ひじょうに満足している」組はわずか一・七パーセント。「まあ満足」組も一八・○パーセント。自分のヒップに満足している女性は二割にもおよんでいない。反対に、「まったく満足していない」組が二〇・〇パーセント。「あまり満足していない」組の二九・〇パーセントを加えると、五割近くになる。この調査では、対象者のサイズもきいており、「ヒップの大きい人」に「不満」組が多いこともわかっている。さて、不満と答えた女性たちにその理由をきいてみた。まずもっとも多かったのが、「下がっている」(三七・〇パーセント)。これは素直にうなずけようというものだろう。次に三五・七パーセントもの女性が「大きい」からと答えているのだ。とくに二〇〜二九歳では「大きい」から不満と答えた女性が、なんと五一・七パーセントにものぼっている。実際のサイズの平均をとってみると、この年代は三〇代以上よりスリムなヒップをしているのにもかかわらずこう思っているのである。二〇〜二九歳の不満ではこのほか、「横幅がひろい」(三・四パーセント)。「出尻である」(一六・九パーセント)。とにかく大きいことに対する不満が目立つ。いったいどうして「大きい」ヒップは嫌われてしまうのだろうか。今度は逆に、どんなヒップをいいと思っているのかを調べてみた。すると、大きさとしてはどちらかといえば「小さいほう」がベターと答えた女性が五七・七パーセントにものぼっていた。とくに「一〇〜二九歳」は「小さいほう」が好きと答えた女性が七〇・二パーセントをも占めている。これと同時におこなった男性を対象にした調査の結果と比較すると、男と女で、女性のヒップに対する意識に大きなギャップがあることが明瞭になってくる。男性は「大きいほう」がいいと答えた者が、実に六一・三パーセントにものぼっているのである。また、自分のヒップを一〇〇点満点で採点してもらった結果、出尻型のヒップの女性は四七・三点、ダウン型も五三・二点と低く、逆に偏平型のほうが五八・七点と高い自己採点をしている。高い採点をしたのはやはりアップ型の女性で、六九・一点。標準型も六一・九点と、まずまず合格といった点数を与えている。いくら六割以上の男性が、ヒップは大きいほうがいいと叫んでも、女性はてんで耳を貸さないようだ。まったく、先に報告した理想のバストといい、このヒップに対する意識といい、女性たちの、みずからのからだに対するきびしい審美眼のほどを証明する格好のデータといえるが、この審美眼によって、世の女性たちがますます美しくなっていくのだとすれば、まことにけっこうな状況といえよう。

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