ネイティブの講師が指導する英会話教室というのも、最近では珍しくなくなってきました。そのすべての教室がそうなのかは知りませんが、たまたま、英会話教室に通う生徒さんから教材を見せてもらったことがあります。驚いてしまいました。なんと、アメリカの幼稚園かせいぜい小学校1年生用の教科書をそのまま利用しているではありませんか。その英会話教室に通っている生徒さんは、もうお勤めをしている立派な大人の女性です。私は、「あなた、こんなもので勉強しているの?」と思わず聞いてしまいました。その教材というのは、家族や家の中の物、食べ物や動物の絵が書いてあって、そこに単語がちょこちょこと書いてあるだけ。もう少し先に進むと、一家の父親の職業について説明したり、家族の祝日の過ごし方など、多少は英米人の文化や習慣についても説明的な部分もありますが、そんなことを覚えさせていったいどうしようというのでしょうか。教材に合ったレベルの人であれば、その教材は無駄ではないでしょう。例えば幼稚園生や小学校1〜2年生の日常の会話なら、「昨日は、家族でお祭りに行って……」なんてことを友人同士で話すのでしょうから、その会話を英語でするという点で、このレベルから身につけていけばいいでしょう。それに対して、大人は、家族でどこに遊びに行ったなんて会話を長く続けたり、ましてや、動物についての話題など、あまり頻繁に行うことはないではありませんか。私がはっきりと「こんな教材で学ぶなんて無駄」と言っても、「でも、私の英語のレベルはこの程度ですから」なんて言う人もいます。けれども、自分の身の丈以下のレベルの知識を身につける努力をしたところで、結局、その知識を使って会話するチャンスなどないのですから、もったいないではありませんか。それに、簡単なレベルといっても、使わなければ、そんな簡単な英語だってすぐに忘れてしまうものです。簡単なレベルでもなかなか覚えられないからと子供の教材を使ったところで、結局その教材で得た知識も使う場がないから忘れてしまい、自分は英語が身につかないと自信をなくす。こんな人が意外に多いようです。自分に対して自信をなくす前に、まず教材や勉強法を疑ってください。ネイティブの教師の言うことよりも、自分の可能性と知性を信じてください。自分の英語の力を伸ばしてあげられるのは、最後は自分自身なのですから。ところで、英語の教師はだいたい若い人が多いようです。また、ほとんど正式に教授法を勉強していないので、気軽に話しかけ、家で勉強したことを発表する場と考えればいいのです。
[参考]
オンライン英会話のぐんぐん英会話
http://www.gge.co.jp/