店長は言葉を失ったまま、情けない顔をしてカルテに記入していた。そんな顔をされて、私はもっと惨めな気持ちになった。ドームサウナに入り、それからソニックとサイバーケアをやってから、低周波をはじめた。今回のエステのコースは新しい種目を増やしたから、低周波まで、倍の時間がかかるようになった。これだけ種目を入れていれば、施術後が楽しみになるとずっと思ってきた。しかしもはやどんな施術をしても、すべてが無駄になってしまう。「彼女はすごいのよお、とってもいいコースをねえ、追加しているの」私と隣の客の間に割り込むように入ってきて、Fさんはいつもの調子で話しはじめた。「へえ、どんなコースなんですか」ちらりと隣の客を見ると、いかにも興味津々といった顔をしていた。「まあ、いろいろと」私は曖昧な笑みを浮かべてそう言うと、すぐに口をつぐんだ。Fさんはそれから彼女に私のコースの内容を説明していたが、私はもううんざりしていた。また私に勧誘を強要させようとしているのだ。もうそんなことをしたくもないし、今の私はそれどころではない。「これだけ取り入れているからねえ、本当に痩身が楽しみなのよお。ねっ、Kさんも新しいコースを追加しないかしら。○○さんにもいろいろと相談してみて、考えてみてほしいわ」―いい加減にして!こちらはもうそういうのが嫌だと思っているから、だまっているというのに、それでもまだ私に勧誘しろと言うのか。また隣の客も地獄に落とそうとしているのか!そうやってどんどん勧誘して、何が楽しいんだ。私はいらいらが頂点に達していた。確かにこういう手口には腹が立つ。しかし今日は、それへ、止まらない暴食へのいらいらが手伝っていた。
[おすすめ情報]
心斎橋のエステティックサロンPMK
エステサロンPMK立川店
PMKエステサロン大宮店